サンプルやトライアルセットだけもらって終わり?化粧品サンプルのしくみ

今日は、「化粧品製造メーカーが本音を語る!敏感肌・乾燥肌の方が知るべき7つのポイント」の第7回目(最終回)です。

株式会社アーケアの社長である井上さん(●アースケア アクシリオシリーズ)の解説をまとめたいと思います。

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化粧品やサプリのサンプル

サンプルを出している企業は多いですね。
サンプルには、無料と有料の2つがあります。
さんは、「他のメーカーは無料なのに、なぜ有料なの?」ときかれることがあるそうです。

アースケアは有料でサンプルを提供していますが、それにはきちんとしたポリシーがあるそうです。

消費者にとってどっちがいいか?

消費者にとって、サンプルはありがたいですよね。
自分に合うかどうかを事前にチェックできますから。

ところが実際、サンプルマニアやサンプルハンターというように、サンプルだけもらって終わり、という人も存在します。

化粧品の原価率

一般的に化粧品は、他の商品よりも原価率が低く、不況時でも売上が落ちないと言われています。また、宣伝広告費が高い、とも言われています。
実際、どうなのでしょうか。

メーカーによりますが、化粧品の原価率はだいたい25~30%くらいと考えてよいと思います。

たとえば、超有名なS社の場合。売上高トップのメーカーです。
原価率は25%

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原価には、化粧品の材料費、容器代、パッケージ代、製造部門の従業員の人件費、光熱費などが含まれます。

製造原価のうち、純粋に原材料だけのコストは3分の1程度と言われているので、私たちがお肌に付けるモノ自体の価格は、商品代金のわずか8%(25÷3)です(メーカーが支払っているのは卸売価格なので、実際にはもっと低い数値になるはずです)。

そして、宣伝広告費は23%
TVコマーシャル、雑誌、ネット広告、キャンペーンにかかった費用ですね。

高い化粧品が売れる理由

パッケージが立派

パッケージが豪華だと、「さすがお高い化粧品は違うわ」となります。

希少価値

「限定」という言葉に弱いですよね。
「限定ならお高くてもしかたないわね」と思う・・・。

また、限定は個数だったり成分だったりします。
「稀少なXXからしか採れない成分です」などなど。

「今すぐ買わなきゃ」とあおります。

優越感をあおる

同性に対する優越感を感じたい、という女性心理をうまく突いた戦略です。

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無料サンプルの代金は誰が払う?

無料サンプルにも、当然ですがコストがかかっています。
「今ならプレゼント付き」、「今ならおまけ付き」、「今ならなんともう1つ付けます」といったキャンペーンもありますね。

この無料サンプルのコストは、当然企業が負担します。
そして当然ながら、これは商品を購入した消費者の売上から支払われるわけです。

つまり、商品を愛用しているユーザーが支払っているお金なんですね。

スマートフォンの料金も同じ

スマートフォンの業界も同じです。

他社から乗り換えるとかなり大きな割引が適用されます。
この差額は、長年の利用者が支払っているわけですよね。

「無料サンプル」と聞いてどう感じるか?

私はプラセンタのサプリを飲んでいるのですが、「4000円相当の1週間分が無料」というCMを見ました。CMには、サプリの愛用者が出演していて、「無料ですか。強気ですね!」とコメントしていたんです。
私には、理解できなかったです。

だって、自分が支払っている代金の一部が、見ず知らずの人の無料サンプルに使われるわけですよ。
それに、もしも商品に自信があり「強気」なのであれば、むしろ有料にするのではないでしょうか。
無料って、逆に弱気なんじゃないかなぁ・・・・。

もちろん私も、サンプルを試したけど実際に商品は購入しなかったことが多々有ります。
それが本来のサンプルの役割だし、それでよいと思っています。

でも、無料でばんばん出すのはどうかなぁ・・・と。

株式会社アーケアの社長である井上さん(●アースケア アクシリオシリーズ)も:

愛用くださっている方にできるだけ還元したいので、無料サンプルは用意していません。

と語っています。

というわけで私は、商品のコンセプトや機能はもちろんですが、この社長さんの考え方にとても納得しています。

まとめ

高い化粧品が高機能か、というと、必ずしもそうではありません。

特に、CMの宣伝がたくさん流れているものは、宣伝広告費が他よりもかかっているかもしれません。
また、無料サンプルを提供している商品は、そのために割高になっている可能性もあります。

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次回は、商品のレビューをしたいと思います。

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第1回:肌の乾燥トラブル(暖房でヒリヒリ痛い、赤み、かゆい)を本気で考える:化粧品メーカーの本音

第2回:基礎化粧品の選び方:人気ブランドやオーガニック化粧品の中身

第3回:大人気の無添加化粧品やオーガニックコスメですが・・・無添加は本当に安全なのか?

第4回:天然原液100%の化粧品は安全で効果がある?その本当の意味とは

第5回:化粧品の防腐剤(パラベン)は危険な成分?パラベンフリーこそ注意が必要

第6回:化粧品(化粧水、クレンジング、シャンプー)の界面活性剤は種類と成分に注意

第7回:この記事です

 

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